害獣

6月の初旬、不動産屋からあるメールが来ました。

 

「害獣がおり建物を汚しているため早急工事が必要です。従ってあなたには6月いっぱいで部屋を出てもらう必要があります。返信お待ちしております。」

 

そして6月も残り少なくなったある日、

外出中に不動産屋から電話があり

今すぐ家に帰って来いと呼び出されました。

 

しぶしぶ帰宅し自室の鍵を開けると

すぐにベッドが運び出されました。

それに続いて机もなくなりました。

そして何もなくなった部屋で

私自身も今日中に出ていくように告げられました。

 

友人宅に転がり込んだ私は

荷物を広げて汚くなった部屋を見てふと

害獣とは一体何者なのかを気にかけるのでした。

 

グラナダ

アルハンブラ宮殿は外せないということでグラナダに行きました。

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計画性は皆無なので当日券で行ってきました。

 

朝の5時半くらいにチケット売場に行きましたがぱっと見誰もおらず

まさかの一番乗りかと思いきや

獲物を狙うように目をぎらぎらさせた猛者達が7、8ほど。

 

ただオープンの8時になった時でも100人ほどで

少々余分にお金がかかる券売機の待ちは0。

こんなにがんばって早起きする必要もなかったですね。

 

アルハンブラに入っての感想を漢字一文字で表すと

「暑」

でした。

至る所に水が流れていたので

なんとか生き延びることができましたが。

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さてグラナダで行きたかったところがあと2つありまして

カンポバエサのカルチャーセンターとバンコです。

バンコは銀行のことです。

 

カルチャーセンターの特徴的な中庭、

なんと全く使われてないとのことでした。

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展示室に光を入れないため窓は閉められ

階によってチケットの要不要が異なるためスロープも入れないようになってました。

一番の目玉なのに。平面図でも。

 

そしてバンコは月1程度でしか公開していないそうです。

ちなみに次は7月12とのこと。

巨大な4本の柱のある内部見たかった。

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リスボン

電車へ乗ってポルトからリスボンへ。

 

まずリスボンで迎えてくれるのはカラトラバのオリエンテ駅。

 

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ホームの屋根だけかと思っていたら

その下がすごかった。

今までカラトラバの橋を2つ見ましたが

建築は初。

ワールド全開。

 

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翌日再度オリエンテ駅に行きシザのポルパビを目指します。

ショッピングモールを通り

万博公園に出ると右手にちらっとポルパビが。

正直思ったより小さく見えて

期待はずれかと思いましたが、

とりあえず行ってみると

やっぱりでけえ。

収まらねえ。

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反対側の桟橋からもぱしゃり。

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ロープウェイに乗ってぱしゃり。

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雨はどうするんですかね。

垂れ流しでしょうか。

 

そしてよく知りませんが

ダグラサという人の設計した科学館的なやつに行きました。

割と楽しみました。

1週間くらい遊べそうです。

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あとは適当におみやげを買って

寝台列車マドリッドへ帰りました。

 

ポルトガルにいる間語彙力が低下して

素晴らしいしか言ってないと指摘されました。

ポルトガル素晴らしい。

 

ポルト5

さてポルト2日目ですが

まずシザの集合住宅。

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そして次は1日目行ったところにもう一度行きました。

それはシザプール。

 

1日目、6/16は作業中でした。

プールの売店は営業していたので店員に聞くと

「ほんとは昨日オープンだったけど、メンテナンスがあって遅れてるんだ。

もしかしたら明日オープンかもしれないし、違うかもね。」

的な回答。

ポルトガル緩いですね。

嫌いじゃないです。

 

ホームページもなくgoogleの営業時間も適当なので、

再度現地に行ってみた次第です。

 

緊張した面持ちで訪れると、

まあなんということでしょう。

昨日はだれもいなかったプールを

人が泳いでいるではありませんか。

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入場。

水着の有無など関係ない。

ハーフパンツで入水。

 

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はしゃいでしまった。

 

 

ポルト4

お昼が最高すぎて

言葉もでませんでしたが、

午後はmuseu serralves

という美術館に行きました。

これもシザの設計です。

 

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きれいな部屋から見える庭が

またいいんですよね。

 

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そして庭が広い。

閉館時間ぎりぎりまで

庭を見ていた僕らは

ネクストシザに行くために

バス停に近い出口から

出ようとしたのですが

この選択が間違いでした。

 

出口が閉められている。

次に近い出口にも錠がされている。

その次も。

 

森のような庭に閉じこめられたのでした。

 

結局ひとつの入口からしか

出ることができないようです。

 

気を取り直してネクストシザは

ポルト大学建築学部のキャンパスです。

こんなキャンパスに通いたい人生でした。

 

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まあなんやかんやで最高の

ポルト1日目は終わりました。